鳥取砂丘でイルミネーションをやっているのは以前から知っていた。しかし、砂丘に足を踏み入れたのが2022年
その時、この砂丘の夜の光景と真っ白な雪景色を撮影してみたいと思った
鳥取砂丘イリュージョンは、その2つの願いを一挙に叶えてくれると思って昨年、今年と行ってみたが……
鳥取砂丘イリュージョン2022
そもそも、鳥取砂丘のイルミネーションと聞いた時、どのくらいの規模で行われるのか想像がつかなかった。あの広大な砂丘をライトアップするなら、壮大な規模になるだろうとワクワクした。
しかし、よくよく考えてみれば山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されているはず。そんな所で大掛かりなイルミネーションなど出来るはずもない。
イリュージョンそのものは12月上旬からクリスマス前後の土日まで行われているようだ。しかし、新型コロナウイルス禍で2022年は2週だけ。
テーマは未来への光のアーチ。新型コロナウイルス禍で逼塞した日々から明るい未來へ向かうイメージなのか、中央のハートに羽を付けて羽ばたくように見せているのが愛らしい。
前述のように砂丘には電飾が出来ないので、砂丘入口の階段と周辺の傾斜地を利用している。その七色に変わる階段を上がっていく様が幻想的で何度も撮影した記憶がある。
ただ、途中から霙混じりの雨になって寒さに震えながらシャッターを切っていた。影絵のように写る人達も傘を差していて、童話の世界に紛れ込んだような不思議なアルバムになって残っている。
鳥取砂丘イリュージョン2023
そして、新型コロナウイルスもほぼ終息した今年、フルバージョンで開催された鳥取砂丘イリュージョン2023。期間も12月9日からクリスマスイブの24日までのほぼ半月。
今年のテーマはスペースファンタジー。実は鳥取砂丘を月面に見立てて、月面探査の実証実験が行われている。更に、砂丘から見る星の美しさは格別な事もあって今回のテーマはうってつけ。
全体的に青を基調とした斜面の真ん中の上部に巨大な地球儀。その下にはサンタクロースの橇を引く宇宙船。斜面全体の小さな青白い光を星とみなせば、正に幻想的な宇宙の世界。
実は、今年は七色の光で飾られた砂丘への階段を上がった先には黄金に輝くトンネル。更に色とりどりのトンネルやツリー、ハートのイルミネーションもあってクリスマスバージョンの世界。
しかし、私が行った土曜日は風が強く階段の先は砂嵐のために通行止め。下からはトンネル等のクリスマスバージョンの撮影は出来なかった。それでも、斜面下からアングルを変えて撮りまくった。
しかし、その内に風に加えてポツポツと雨。昨年はコンデジだったので雨中で撮影したが、一眼レフを濡らす訳にはいかず無念のリタイア。1時間に満たない撮影だったが、青の世界は満喫出来た。