先日は平日でもホテルが取れなかったので、ゴールデンウィークでは日帰りしかない
近場で色々検索して好天予報の前日に決めたのは餘部鉄橋と鎧駅
こちらの方面には1回しか行った事がなく、印象は薄かったが
好天にも恵まれて見た事のないような、言葉では言い表せない絶景が待っていた
海の上を泳ぐ鯉のぼり
こちらに来たばかりの時、一度だけ私用で豊岡市を訪れた事がある。当然、その時に通過しているはずだが何故か途中の但馬地方の景色は記憶になかった。
しかし、GWの真っ只中に訪れるには最適と思われたのが海の上を泳ぐ鯉のぼりの鎧駅。以前、写真で見た記憶で真っ先に頭に浮かんだので迷わず決めた。しかも、その手前は天空の駅の餘部鉄橋。
10連休中とはいえ、谷間の平日の3日間のせいか山陰本線の上り電車は空いていてラッキーなスタート。鳥取発で途中浜坂駅で乗り替え鎧駅に着いた途端、真っ青な海が広がっていた。
更に、地下道を通って反対側のホームに立つ。待っていたのは青い空と海の絶景の中を気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼり。風を孕んで翻る色とりどりの鯉のぼりを多くの人達が撮影している。
曲がりくねった道を漁港へ下りて真下からの鯉のぼりも撮影。青く澄んだ海は一言では言い表せない色合いで、微妙に変化しながら沖合まで続いている。小さな漁港から突き出た突端の堤防に出る。
カメラを置いて、何一つ遮るもののない真っ青な空と海を眺めながら、潮風に吹かれて一時を過ごす。病んだ身体もストレスも何処かに吹っ飛んだ気分になって下りの電車に乗った。
迫力満点の天空の駅❗
座席に座る間もなく着いた天空の餘部駅。降りた途端、眼下に青い日本海が目に飛び込んでくる。この駅は餘部橋梁架け換えで2010年ホームの反対側に線路が移設されて出来たもの。
その古いレールが数十メートル残っていて、珍し気に歩いてエレベーターのある餘部クリスタルタワーまで行く人が多い。エレベーターで下りて鉄橋の下から反対側の山道を上る。
丘の中腹の展望台で、撮り鉄の人達に混じってトンネルから出てくる電車を撮影。眼下に望む青い海が背景になっていて絶妙な撮影ポイントになっている。
山道を下って古い町並みから海辺に出る。全てコンクリートの護岸に守られていて直接浜には下りられないようだ。しかし、一段高くなった護岸から見える青い海と白い波は絶景。
駅の近くに戻って鉄橋を下から撮ってみる。青空を背景に見上げる41.5メートルの鉄橋は、上から押し潰されるような恐怖もあるが迫力満点。
鉄橋下の広場には松葉とかすみのゆるキャラや、散歩する大亀までいて子供達に人気。17時過ぎの電車で帰ってきたが、この鉄橋からの夕景も撮ってみたいものだ……。