10連休といっても今年のGWは驚く程撮影の機会が少なかった
ホテルが取れないので遠くでの撮影は最初から諦めていた
いつもなら近場で楽しめるところを何ヵ所か探すはずたけど
体調のせいもあるが、部屋でのんびりする日が多かった
今回は藤の花が見頃と聞いたあやめ池公園と東郷池のリポート
藤の花目当てのあやめ池公園
天気に恵まれた今年のGW。朝から快晴の5月4日向かったのは3月に梅の花の撮影で訪れた松崎駅。前回とは反対に駅前を右折して、殆ど人通りのない商店街の狭い道を歩く。
昭和の香りのするような、この道を歩くと何故か懐かしさを覚えてしまう。その商店街を抜けて約20分の左側に広大なあやめ池公園の入り口に到着。
今回のお目当ては藤の花。鳥取で本格的な藤棚は見た事がないので期待していたが、見事に肩透かし。既に盛りは過ぎていて痩せた花が垂れ下がる状態。見物客も名残惜しそうに眺めている。
花のピークを見極めるのは難しいもの。見頃を迎えたと報道された時には遅いのかも……。気を取り直して、風に揺れる儚げな藤の花を背後の水辺を活かしてボカシ撮り。
好天もあって広大な園内は多くの見物客が散策したり、藤棚の下や木陰のベンチで憩ったり、思い思いに休日の一時を楽しんでいる。
藤の花は終わりかけているが、この公園の代名詞ともいえる菖蒲や睡蓮がぼちぼち咲き始めている。水辺に咲くそれらの花を撮影し、早めの昼食を摂って、もう一つの目的に腰を上げる。
10数キロの東郷池ウオーク
藤の花には振られたけれど、それ以上に楽しみにしていたのは独り東郷池ウオーク。周囲12キロの東郷池周辺はウォーキングの名所として知られていて、数年前私も数百人と一緒に歩いている。
当時は東郷池を右回りで一周したが、今回は独りで左回りに挑戦。コースもうろ覚えで頼りないが常に池を見て歩けば迷う事もないはず。ただ、一周といっても山越えになるので、やや不安。
あやめ池公園を出て樹木に囲まれた道を上っていく。ウォーキングが盛んなだけに途中からは歩道が途切れなく続いていて、車を気にしないで歩けるのはありがたい。
好天のGWとあって、撮影しながら歩く私を何人か追い越していく。途中の高台の展望台で絶景の東郷池を見下ろして、下りに入る。曲がる度に違う光景に出合えて、その度にシャッターを切る。
ハワイをもじって、はわい温泉で売り出し中の羽合地区。池畔にスポーツ広場や花の咲く公園が延々と続き撮影には最高のロケーション。高級ホテルや足湯が軒を連ねる中を通ってゴール間近。
最後は何度か訪れた羽衣天女像や温泉自動販売スタンドのある広場で一休み。池を渡る涼風に吹かれて心地よい一時。カメラを始めた今、イベントでなく独りウオークの良さを再認識した一日だった。