6月の花・紫陽花。地方によっては、これから見頃を迎える所もあるかも知れないが
私の近辺ではほぼ見頃を過ぎてしまった。中にはまだ見られる花もあるが、撮影終了
初めて本格的に挑んだ今年の紫陽花。アルバムを見ると、余りにもボカシ撮りに拘り
今回は梅雨入りの遅れで見頃の見極めが難しく、ドタバタ撮影もあった紫陽花写真集
王道の紫色の紫陽花
一口に紫陽花といっても2000種類、3000種類とも言われている。植物音痴としては分類のしようがない。今回は色別に今年撮影した紫陽花を紹介してみたい。
まず紫陽花の王道といえば紫になる。丸々とした球のような紫陽花も、暗がりに光輝くガクアジサイも紫系の色だと、あぁ紫陽花と一瞬で認知出来る。
紫陽花という漢字が全てを表しているように思う。紫といっても濃い紫と、青に近く明るい色合いもあって一括りには出来ないだろうが、読んで字の如く紫こそが王道といっても過言ではないだろう。
好きな青系の紫陽花
王道は紫に譲るとしても、青が好きな私には青系の紫陽花につい惹かれてしまう。その青も明るい水色から紫に近い濃い色もあるが、いずれにせよ青の持つ爽やかさは特別な存在。
その青も陽が当たる明るい中での色より、樹木に遮られて薄暗い中での青が色味が鮮やかで綺麗に撮れる。もちろん、陽射しの中での色味も美しく撮らなければならないが、経験不足で自信がない。
普通の紫陽花やガクアジサイという種類や、撮る時の設定によって同じ青でも違ってくる。更に今回は単焦点レンズでの撮影。ズームが無いだけにアングルや位置を変えての青の追求も楽しかった。
華やかな赤系紫陽花
前述のように紫陽花といえば紫や、自分が好きな青という印象しかなかった。もちろん、赤系の花も見た事はあったが、こと紫陽花に関しては印象が薄かった。
しかし、今年初めて本格的に紫陽花を撮ってみて華やかな赤系にも興味を持つ事が出来た。特に暗がりの中のガクアジサイや、種類の分からない紫陽花が可憐なピンクで輝きを放つ様は印象的だった。
また、紫、青系、赤系の他に白や淡い色調の花や、それらが入り混じった微妙な色合いの花も多数見られた。単に紫陽花といっても種類や形、そして色味など奥の深い花と分かり楽しい一月だった。