梅雨入りが遅れたのはともかくとして、後半雨が多くなった6月、7月
楽しみにしていた花火大会も中止になって、カメラを手に出来ない日々
久し振りに晴れた平日をオフにした鹿野の蓮とひまわり撮影のリポート
ピークを過ぎていた蓮
わずか一週間前に写真と共に蓮の見頃を伝えていた地元紙。梅雨の雨続きで花火大会の撮影も出来ずに鬱々していたので、平日をオフにして出掛けた鹿野。しかし、行ってみれば完全にピーク過ぎ。
愚痴になるが、この地元紙は取材日を明確にしないのが欠点。掲載日の何日前の取材か分からずに、これまでも何度も空振りをしてきたが、今回も花が残っているのは半分以下。
山を背景に蓮池全体を撮ろうとしたが花が少なすぎて様にならない。結局は残り少ない花をボカシ撮りにするいつものパターン。池を何周かして何とか工夫して撮り終えたがストレスは溜まる。
それでも、一生懸命に手入れをされている住民の方の苦労を思えば怒る気にはなれない。「せっかく来てくださったのに、もう少し早ければ」と、慰めてくれる言葉に感謝しながら現地を後にした。
次の目的地はひまわり畑。今回は鳥取駅からバスで行ったが、蓮の現地からひまわり畑までは鳥取に帰る途中になるが、次の便までは約2時間。例によってカメラ機材を背負って歩いて向かう羽目に。
見頃を逃したひまわり
熱中症警報が出ている炎天下を場所もはっきりしない道路を歩くのは辛い。20分近く歩いた道路の左手に黄色の畑が見えてきた時はほっとしたが、近付いてみると黄色よりも枯れた茶色が多い。
こちらは、わずか2、3日前の新聞に見頃と掲載されていたのに……、と思わず愚痴りたくなる。蓮の方はそれでも入れ替わり立ち替わり数十人が来ていたのに、こちらは見物客は私一人……。
ひまわり畑といっても休耕田に植えているもので、周囲も田畑が多く人っ子一人見えない。こちらも、全体を撮ろうとすると、枯れた茶色が目立ってしまう。主にボカシ撮りで畑を周りながら撮影。
見頃を過ぎたからこその、カメラの設定、アングル、位置を考えながら撮る楽しさを味わいながら炎天下の中を一時間超。汗だくになりながら夢中で楽しませて頂いた。
帰りのバスに揺られながらひまわり畑を振り返る。まだ青い稲穂、黄色いひまわり畑、そして青く霞んだ山々。日本の原風景を思わせる佇まいの中に一時を過ごさせて頂いた感謝の念が湧いてきた。