今年も残すところあと僅か。色々な所へ撮影に出掛けた
近辺が多かったが地元でない私にとって新鮮な撮影材料
最後は定番のとっとり花回廊と、初めてのオシドリ小屋
花回廊のイルミネーション
冬の風物詩といえばイルミネーション。全国各地で大小様々なイベントが定着している。やはり規模の大きさでは大都会だろうが、地方でも自然を活かした特有のイベントが開かれている。
鳥取では大規模なものは少ないが、クリスマスや年末年始の定番となっているのがとっとり花回廊のイルミネーション。広大な敷地に植物や樹木を利用して都会とは一味違った魅力を引き出している。
今年3回目の訪問はクリスマスイヴ。ホテルは取れないと諦めていたが、キャンセルが出てラッキーな展開。米子近辺に冬の見所は少ないので、午後からでも良かったが、早めに出て正午過ぎに到着。
昼食を摂って、午後2時のシャトルバスで米子駅を出発。さすがに冬場の花は少ないがパンジーや山茶花、その他、名も知らぬ花が開いている。更に温室では百合やチューリップなども楽しめる。
この時季にしては日暮れが遅く、イルミネーションが点灯されたのは5時半過ぎ。入り口のクリスマスバージョンはカップルで撮影待ちの人気。その他園内の各所に鮮やかな色彩が華やぎを添える。
圧巻は樹木や花畑を利用した光彩。その中を灯りを施した観覧車が通りメルヘンの世界を満喫。ハイライトは5分弱ではあるが冬の花火。カップルや子供達の歓声が広大な園内に響き渡った。
日野町根雨のオシドリ小屋
スマートウォッチは園内だけで6キロの歩行を表していて、クリスマスイヴはホテルで飲んで爆睡。25日はチェックアウトぎりぎりで出発。軽い朝食の後、久し振りの伯備線で根雨駅を目指す。
伯耆大山駅を過ぎると、車窓の左手に雪に被われた大山が秀麗な姿で迎えてくれる。富士山でもそうだが山は見る位置によってガラリと姿が変わる。大山はこの辺りからの姿が最高。
大山に見惚れている間に、30分ぐらいで根雨駅に到着。ここは、この辺りでは珍しい有人駅だが早朝、夜間の他に日中も決まった時間は無人駅になる。駅の真向かいが日野町役場。
その間の狭い通りが江戸時代に松江藩が参勤交代に通った出雲街道で、根雨宿の面影を残した落ち着いた町並み。古い住宅や銀行跡がある街道を歩き、根雨神社に参拝してオシドリ小屋へ向かう。
しかし、オシドリ小屋はまさかの休館日。ただ、小屋の前の通路に木造の覗き窓が設えてある。夕方には小屋の前まで近付くという。だが2人連れが大きな声を出してオシドリは逃げてしまった。
警戒心が強いオシドリは4時過ぎても戻ってこない。諦めて帰りの電車に乗り、伯耆大山駅で待ち合わせの時間を利用して大山の撮影に切り替える。暗い中、白雪の大山を撮影して帰路に着いた。