
膝の痛みでランニングが思うように出来ない昨今
鬱々とした気分を晴らすには例年以上の歩く撮影
前回の県境ウオークに続く第二弾は、長尾鼻灯台
海へせり出した長尾鼻
快晴に恵まれた3月下旬の土曜日。ちょうど1週間前に自動化された改札口を通ったのは12時過ぎ。今回は青谷駅下車で、日本海にせり出した長尾鼻灯台がお目当て。前日頭に入れた地図アプリをたどって歩いていく。

基本的にスマホ見ながら歩く事はしないので、迷ったかなと感じた時は地元の人に尋ねる。国道9号線を越えると眼下に青谷海岸と夏泊海岸の青い海。数枚シャッターを切って国道沿いに歩くが、長尾鼻への入り口が不明。
早速、年配の男性に教えてもらった林の中の道を歩む。しかし、1キロ歩いても灯台が見えない。不安に駆られた時、林の向こうに白い灯台がようやく現れた。岬の上だが樹木が茂っているので、下からのアングルはイマイチ。

樹木の合間に見える海は絶妙の青味。下へ降りていくと風が強く、広い石畳のような岩壁に白い波飛沫。帽子を飛ばされてへっぴり腰で断崖の縁でようやく掴む始末。這々の体で退散して、夕陽が丘展望広場へと向かう。
東屋の先に広がる180度のオーシャンビュー。霞んで見える遠くの山や半島と、風で立つ白波が陽を受けてキラキラ輝く様が絶妙な味付け。しばらく東屋に座って青い空と海を見ながら休憩。

戦々恐々の断崖絶壁!
ここからの夕陽は絶好のシャッターポイントになるが、真っ暗な林の道を帰るのは少しヤバそう。灯台の下へ戻って撮影していると、年配の男性が近付いてきた。別の下り口から降りていくと面白い撮影ポイントがあるという。

磯釣りのメッカとして知られているそうで、釣り人が追い越していく。思わず声が出そうな急崖の数々。正に断崖絶壁。それまで、歩くのが遅く私の後ろを歩いていた男性が、生き生きとして、断崖を越えて先へ行く。
高所恐怖症気味の私は引き返したくなったが、仕方なく後を追う。彼は勝手知ったる庭のようでスピーディーに進んでいくが、リュックを背負い、カメラを片手に追い掛けるのは至難の業。膝の不安で飛び降りる事も出来ない。

それでも、案内してくれた急崖から身を乗り出すようにしてシャッターを切っていく。下には波が迫る岩の上で釣りに興じる人影がちらほら。荒波の浸食で複雑な断崖に白波がぶつかる豪快な光景を撮影させて頂いた。
高台から見下ろす落陽
時刻は5時過ぎ。再び林の中の道を歩いて国道へ。行きは場所が分からない不安で長く感じたが、帰り道は速いペースで歩いていく。国道へ出て来た道を引き返す。

最初に撮影した青谷海岸の上に出る。夕焼けには少し早いのでじっと待つ。陽が黄から橙へと色を変えて、少しずつ水平線へ近付いてくる。夕陽と突き出た半島と帯状の波のトリプルコラボ。

時刻は6時。電車の時間を考えると15分が限度。橙から茜に色を変えて水平線上に落ちていく夕陽と影のようにのびる黒い半島。そして色と形を変えて迫ってくる夕波。夢中になってシャッターを切り、駅へと向かった。
今月の写真
今回の『今月の写真コーナー』は、3月に写真ACに登録された写真から掲載します。
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胡蝶蘭の前で一休み

青空と桜と鯉のぼり

赤が鮮やかなチューリップ

降り注ぐような河津桜
