この夏はほぼ花火大会の撮影に明け暮れた感じ。しかし、花火撮影はこれまでの撮影とは違っていた
風景や花の撮影は設定を終えれば、あとはピント合わせに集中すれば自分の思い通りの写真が撮れた
しかし、花火撮影は前もって打ち上げのプログラムを手に入れない限りは全て完璧に撮るのは不可能
今回は4回にわたる花火撮影(会場に出掛けたのは5回)のドタバタと反省のリポート
水郷祭・花火大会
人間はじっくり考えてから行動するタイプと、行動を起こしてから考える人、その中間の行動しながら考えるタイプがあると言われている。私は三番目に近く、考えながら実行するタイプ。
最初の花火撮影の水郷祭・花火大会は足りない機材があるのも承知していたが、現場で試行錯誤しながらと安易に考えていた。が、結果は殆ど黒く潰れる無残な写真ばかり。
花火の前の東郷池の夕景や灯籠流しの撮影に追われ、設定とピント合わせが遅れた。焦ってシャッタースピードをバルブにするのを忘れてしまい、終わってみれば殆ど黒つぶれの大失態。
浦富海岸花火大会
次の週末は複数の花火大会が集中して迷ったが、当日の朝の検索で浦富海岸花火大会に決定。山陰海岸ジオパークの中核ともいえる浦富海岸は以前から撮影の訪問先としてマークしていた場所。
早めに場所取りはしたが騒々しいグループや、カメラの前に集まる人達がいて集中出来ない。しかし、バルブ設定をして、シャッターを切る時の振動を抑えるレリーズも手に入れて用意は万全。
ピント合わせも成功したが、レリーズの感覚がイマイチ分からない。前週よりは見られる写真は撮れたが、決して満足出来るレベルではなかった。
市民納涼花火大会
8月第一週末の倉吉花火大会はカメラを持たず、ある人とのんびり2人で観賞。そして、満を持して迎えたのが鳥取市民納涼花火大会。この辺では最多の5000発だけに気合いが入る。
花火の5000発は普通30分ぐらいだが、鳥取の場合は毎年音楽に合わせたりの工夫をして、45分ぐらいは楽しめる。敢えて一回見物に回っだけに、少し冷静になれていい緊張感での撮影。
これまでの中では幾らかマシに撮れたが、それはシャッターを切る回数が多かったからかもしれない。土手に絶好の場所は取れたが、打ち上げ場所から近いので、花火が収まり切れない写真が多数。
燕趙園・花火大会
この夏の撮り納めは先週のブログで紹介した中国庭園・燕趙園の花火大会。中国風の建物との取り合わせを楽しみに撮影に臨んだが、やはり打ち上げ場所から近いのがネックになっている。
花火大会のプログラムを入手して、次の花火の高さを見極めない限り完璧な撮影は至難の技。言い訳みたいになるが、多数シャッターを切って、その中から良い写真を選ぶしかないのでは……。
大事なのは場所取り。打ち上げ場所から離れた高所が理想。更に、私は縦撮りが嫌いなので全て横撮り。これでは高い花火は上が切れてしまう。この夏の失敗を糧にして来年は成功に導きたい。