カメラが返ってきて初めての3連休。花の寂しい冬場は撮影対象に事欠く
そこで、昨秋数多くのシャッターを切った夕景、夕陽、夕焼けを探しに出掛けた
快晴の午後、桜の園からヤマタスポーツパーク(鳥取県立布勢総合運動公園)
そして、夕景はお馴染みの湖山池ナチュラルガーデンからの湖山池の夕陽、夕焼け
『因幡千本桜』桜の園
せっかくカメラが修理から返ってきても2月では花も少なく、雪でも降らない限りは被写体探しに困る。高台から雪を抱いた山々を撮っている内に、冬の夕焼けもなかなか魅力的と認識。
三連休は天気が崩れたが最終日の午後に回復。夕陽といえば昨秋の湖山池ナチュラルガーデンの落日。まだまだ陽が高かったので途中、因幡千本桜といわれる桜の園に立ち寄る。
花見時には公園中に咲き乱れ大勢の人で賑わうが、人影も疎ら。しかし、ここから臨む湖山池もなかなか捨てがたいと知っていたので、じっくり撮影。淡く煙るような色合いの穏やかな一枚になった。
更にまだ裸木の桜を青空を借景に下から様々に設定を変えながら撮るのも楽しい。来る時はペダルを踏むのも息苦しい上りを、帰りは猛スピードで爽快に飛ばして下る。
ヤマタスポーツパーク
まだ陽が高いので隣接するヤマタスポーツパーク(鳥取県立布勢総合運動公園)に寄り道。ここは鳥取マラソンのゴール地点で、42・195キロを走り終わってゴールする時の感動が忘れられない。
冬場は利用する人もなくひっそりしているが、ここは山縣亮太選手が9秒95の日本新記録を出した陸上競技の聖地。無人のトラックに入らせてもらいシャッターを切っていく。
陸上競技場の他に県立体育館、野球場、サッカー場、弓道場などもあるが、冬場はサッカーに興じる子供達の声が少し聞こえるぐらい。競技場の外周をシャッターを切りながら歩いていく。
紅葉や黄葉の頃は並木道が美しい場所だが、裸木が整然と並ぶ様も味があって捨てがたい。浅学で分からないが、松ぼっくりみたいな実がいっぱい転がっている道も風情がある。
湖山池ウインター夕景
まだ日暮れには早いが目的地の湖山池ナチュラルガーデンに向かう。運動公園は閑散としたイメージだが、ナチュラルガーデンはウォーキングや犬の散歩などでなかなかの賑わい。
四季に咲き誇る花々が売りだが、さすがに冬場はガーデンも寂しい。白に黄色が鮮やかな水仙やオウゴンマサキとかいう花が咲いていた。ボケ味のある水仙がお気に入りの一枚になった。
当日の日の入りは17時40分頃になっているが、20分ぐらいから池面にキラキラ光る大陽の道みたいな筋が現れてきた。ホワイトバランスを変えながら、何枚も撮影していく。
湖山池に浮かぶ鴨などの水鳥や、夕空をよぎる鳥達がアクセントになって、シャッターを切る度に微妙な違いとなって現れる。秋は夕暮れというけれど、冬の夕景も真っ暗になるまで見惚れていた。