
晴れ予報の週末、4回目の駅間ウォークは兵庫県
昨年訪れた北前船寄港地の白浜が印象的な諸寄港
七坂八峠古道からの青い海と島が印象的な居組港
兵庫県の山陰海岸の景色を堪能した12キロリポ
雪の白浜の諸寄漁港

すっかりハマってしまった感のある駅間ウォーク。何といっても魅力はバスや車で通り過ぎるだけでは分からない新たな発見。
今回は一度訪れた事のある兵庫県諸寄駅から居組駅までの海岸線のウォーク。駅からすぐの雪の白浜と詠われた諸寄海水浴場へ出た途端、少し落胆。

天気予報は晴れなのに薄曇りの霞んだ空。昨年のような真っ青な光景は見られない。が、白浜から沖合までの微妙に異なる海の色は相変わらず美しい。
展望台からのミニチュアのような漁港の撮影もしたかったが、今日の目的を察して歩き出す。北前船寄港地の雰囲気が残る路地を抜けて国道178号線に出る。

眼下の景色は曇ってはいるが大小の岩が点在して絶好の撮影スポット。竿谷トンネル、そして釜屋トンネルを抜けた所に珍しい煉瓦屏に囲まれた三柱神社。
更に、海岸線ギリギリの国道沿いに歩くと面白い形の大小の岩が多く見飽きる事がない。晴れていたらと天候が恨めしい。

絶景奇岩の穴見海岸
とにかくトンネルの多い所だが、最後の穴見トンネルを抜けると景勝地として知られる穴見海岸。国道から海へ降りられそうな近場に数々の岩場。

海岸沿いに遊歩道らしきものが見えたが、相変わらずの曇り空で入るのを止めて先へ急ぐ。その間にも眼下に広がる小島、岩場と波飛沫に目が離せない。
更に歩くと海岸線に小さな駐車場と、山陰海岸ジオパークの説明板。数台しか止められない上に、広場も小さいが穴見海岸展望台に到着。

ベンチに座って数々の岩場と波飛沫を見ながら小休憩。この岩場のバックに落ちる夕陽も見たいと思いながら、シャッターを切っていく。
心震える居組の夕景
地図では遠いように見えたが、そこから10分ぐらいで居組漁港に到着。3月に訪れた時は真っ青な空と海にすぐにシャッターを切ったが、やはり曇天でトーンダウン。

少し砂場の前の堤防に腰掛けて潮風に疲れを癒やす。その後、前回と同様に七坂八峠を少し上がってみる。海の色は美しいがやはり空の青さがイマイチ。
漁港に下りて日が傾くのを待っていると、年配の女性から声を掛けられる。隣の駅から歩いてきたと言うと驚いて、日没の方角と時刻を教えてくれた。

少し話している内に少しずつ日が暮れてくる。礼を言って再び峠へ上がってみる。雲のせいで絵に描いたような真っ赤な夕陽は期待出来ないが、穏やかで柔らかい夕景になってきた。
再び漁港に下りて行くと、曇り空と地平線の間が少しずつ薄いピンクからオレンジ色へと変わっていく。その変遷を岸壁に腰を掛けてゆっくり楽しむ。

電車の時刻が迫って諦め掛けた時、急に濃いオレンジ色の光芒が海面に水光作ってくれた。何度もシャッターを切って、そのまま薄暗い道を急ぐ。ポツンと灯る秘境の駅に飛び込んだ時、電車が滑り込んできた。

今月の写真
今回の『今月の写真コーナー』は、5月に写真ACに登録された写真から掲載します。
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ひまわりに埋もれて

月桂冠のような紫陽花

池の辺りでキャンプイン

池の彼方に沈む瞬間の夕陽
