
史上最強の熱波に見舞われている今年の夏
日中も夜も暑さは続くが、祭りと花火は別
今回は浜坂と浦富海岸花火大会のリポート
海面を這うような花火・浜坂
一眼レフでは初めての撮影に臨み、ほぼ失敗ばかりだった昨夏の花火大会。昨年の失敗を糧に少しでもマシな撮影を期して、最初に挑んだのは兵庫県新温泉町の浜坂ふるさと夏祭り花火大会。

浜坂へは昨年9月に古い町並みと、県民サンビーチの撮影で訪れている。今回の花火大会は川下(かわすそ)祭りという神社の祭りの一環として最終日に行われる。

浜坂駅で下車すると、子供達の引く山車や麒麟獅子舞などでお祭りムード一色。そして、打ち上げ会場のサンビーチは両側に100メートル以上の出店が並んで大賑わい。陽が暮れて砂浜も見物客でいっぱい。

花火の打ち上げが始まったのは午後8時過ぎ。その直前にカメラの設定をして、三脚を設置。数日前買い替えたばかりの三脚で、忙しさにかまけて全く触っていなかった。
花火が打ち上げられて初めて気付いた。これまでのメーカーと違い、三脚の仕様が全く別。焦って色々試したが、暗闇の中で思うように使えない。

何とかリセットして、撮影したが高さの出る花火は上が欠ける失敗作が殆ど。ただ、浜坂特有の海面を這うような花火を収める事が出来たのは不幸中の幸い。今年のスタートも出遅れ気味の撮影になってしまった。
船から打ち上げる花火・浦富
翌週、訪れたのは浦富海岸花火大会。岩美駅で降りるとシャトルバスが待っている。前にも後ろにも行列が出来ていたが、すぐに乗れたのはラッキー。

昨年も来ているので、打ち上げ場所も分かっていたが、その時より東側に席を確保。浜坂より出店が少ないので各店の前には長い行列。そして、舞台は地元の演芸などで賑わっている。
浜辺は海水浴客と、花火の見物客が入り混じって大賑わい。この一週間、三脚を使っての撮影はしていないが、説明書を読んで仕様は頭に入っている。

オレンジ色の夕陽が小島と堤防の彼方に落ちて行く様は、これだけで撮影の価値がある程の絶景。そして、だんだん暗くなり沖には漁り火の灯りがチラチラ。午後8時に最初の一発が打ち上げられる。

まだ仄明るさが残る水平線と漁り火をバックに次々と打ち上げられる花火。最初の一発で置きピンした後は、カメラのモニターを見ながらレリーズのタイミングを計るだけ。

感覚が掴めたところで黒い団扇を出す。花火が上がったところでレリーズのスイッチを入れる。開き切ったら団扇でレンズを塞ぐ。この繰り返しで複数の花火を一枚の写真に。

構図を考えたり、ホワイトバランスを変えたりするのもよし。しかし、3000発の花火はほぼ20分。最後の仕掛け花火は明るすぎないように気を付けて、レリーズを小まめに使ったところで終了。
今月の写真
今回の『今月の写真コーナー』は、7月に写真ACに登録された写真から掲載します。
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夏空にモクモクと大入道

群生のキバナコスモスのボカシ

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