
毎週のように花火大会が開催される夏の週末
山陰で最大の花火大会が松江水郷祭花火大会
撮影してみたいと思っていたらチャンス到来
8月最初の週末の松江水郷祭湖上花火大会と、お馴染みのとっとり花回廊のリポート
60数万人が訪れる松江水郷祭花火大会
6月に紫陽花と夕陽の撮影で訪れた松江。あの夕陽の綺麗な宍道湖での花火大会。もちろん興味はあるが、60数万人(土日合計)の人出と知ってホテルは満杯状態と諦めていた。

思いついて、松江から電車で30分の米子のホテルを検索。ラッキーな事にキャンセルの部屋を取れたのは当日の日曜日。すぐに翌日をオフにして一泊二日の花火大会ととっとり花回廊の撮影を決定。
会場に着いたのは打ち上げ時刻の4時間前。宍道湖岸を歩いてみると対岸にも既に場所取りの人の姿。一通り歩いて、結局は最も人出が多そうな白潟公園付近に場所取り。

午後8時、まずは15分間のドローンショーで幕開け。そして、4つの台船から一気に上がる華やかなスターマインでスタート。次々に打ち上がる花火にレリーズを押したり切ったりしながら撮影。

4つの台船で一緒に上がったり、ワンポイントずらして開いたりするのでカメラを左右に動かすタイミングも重要。途中からは自分の直線上にある台船に絞って撮影していく。

実は21000発といっても、土曜日が10000発、日曜日が11000発。45分間はあっという間に過ぎていく。最後の仕掛け花火は4つの台船から光と音の乱舞。
設定もカメラの左右への切り替えも不十分なまま、レリーズと団扇を駆使してシャッターを切り続ける。会場の悲鳴にも似た歓声やどよめきに包まれて、気が付けば黒々とした宍道湖の水面が広がっていた。

感傷に浸る間もなく30数万人の観客の移動に押されながら三脚をしまい込む。人波をかき分けて何とか電車に乗る。ホテルに着いたのは11時前。缶ビールで軽食を流し込んでベッドにダウン。
少し寂しい向日葵の夏のとっとり花回廊
翌朝、ホテルの朝食を摂ってチェックアウトはのんびり10時。疲れたのかカメラや三脚などの撮影機材の入ったリュックが肩に重い。シャトルバスに乗ってとっとり花回廊へ着いたのは11時半。

この時期の花回廊は春から初夏へ掛けての華やかな花々が終わって端境期。ただ、今年全く撮影していない向日葵がお目当て。前日の疲れが残っているせいか乗らない気分の上に、曇天で大山も見えない。

入り口近くに向日葵の迷路というコーナーがあった。向日葵って真ん中の丸い部分を矢車みたいな黄色い花が囲んでいるというイメージ。しかし、色々な種類があると始めて知った。

ただ、私がイメージしていたのは群生の向日葵。それを探して回廊を回ってみたが、あちこちに咲いてはいるが、群生という程の量はない。花回廊のメインともいえる花の丘のマリーゴールドも枯れが目立つ。

自棄になって、回廊の下や外側を5キロ近く歩き回って色々な花を撮影。後でスマホに写真を取り込んでみると、名前の分からない花や、色鮮やかなものが結構写っているので安心。
連日のウオークで疲れ気味の体をハンモックで休める。再び巡回して撮影したが、いつもより早い時間のシャトルバスに乗る。米子駅から3時前の電車に飛び乗って、帰路に着いた。