昨年は毎日のように触っていたカメラ。約3週間目にしていないと、恋人と別れた後のような感じ
メールで【修理状況の確認】を見ても全8段階中のまだ2番目で、『修理業者受付』との表示
預けた時期が年末なので、配送されたのが年明けという最悪なパターン。一応1月中には手元にという予定だが……
年末年始、初詣、雪景色……など、撮りたい場面はいくらでもあったのだが……
という訳で、【とっとり365日Photo】は昨年の撮影の回顧。今回は4月から6月まで
2023年4月
桜といえば見頃は4月と記憶の中にインプットされていたはず。しかし、最近の温暖化でピークは3月に移りつつあるようだ。
もちろん、北日本などはもっと遅いだろうが、少なくとも鳥取では4月上旬には落下盛ん状態。アルバムを見ても、既にピンクの絨毯が綺麗に敷かれていた。
代わりに、順序は逆と思っていた菜の花が最盛期のように咲き誇っている。同じ鳥取でも場所によって若干違いがあるが、おかげで桜と菜の花のコラボを見られたのはラッキー。
また、昨年は閏月で旧暦の3月3日が大幅に遅れて4月22日。全国からカメラマンが集まる用瀬の【もちがせの流しびな】に初参加。ピンクや赤い着物の子供達が祈る姿は絵になる光景だった。
2023年5月
新緑の5月も陽気に誘われるようにあちこち出掛けていた。市街地の袋川の上を風になびいて泳ぐ鯉のぼりはもちろん、流し雛で訪れたばかりの用瀬の水の中を泳ぐ鯉のぼりは珍しいイベント。
そして、いつもお世話になる鳥取城跡の白亜の洋館仁風閣も新緑の中で、その白さを際立たせていた。また、ソメイヨシノに遅れて開花した日本でも珍しい菊桜が、まだ艶姿を保っていたのは驚異的。
ゴールデンウィークには観光客で賑わう鳥取砂丘の撮影。蟻のように群がる人々に混じって登る裸足の心地好さ。更に下旬にはハマヒルガオの撮影で再訪と、砂丘には昨年4回も訪れている。
また、新型コロナウイルスの終息に伴って各地の祭りが再開。鳥取市街地の多くを氏子に持つ聖神社の大祭。「エーラヤッチャ、コーラヤッチャ、前だよ前だよ」の掛け声が街中に響いていた。
2023年6月
梅雨に入る6月の代表的な花といえば紫陽花。鳥取市の郊外にあるあじさい公園に何度かお邪魔して、紫色やピンクの綺麗な花を撮影させて頂いた。
この公園は山陰本線沿いにある上、空港にも近いので電車や飛行機とのコラボも可能。撮影は被写体が主役ではあるが、脇役となる存在があって尚更に魅力が増すと勉強させて頂いた場所にもなった。
6月の思い出のもう一つは湯梨浜町の松崎駅からあやめ池公園、奥地の今滝までの10キロは軽くオーバーしたウオークでの撮影旅行。
特に今滝までのこのコースは初めてで、歩いても歩いても滝に着かず、尋ねる人も見当たらない。疲労困憊で森の奥地の今滝の豪快な瀑布を見付け、その飛沫を浴びた感慨は今も忘れられない。