秋は夕暮れと言うけれど、カメラを始めてからそんなに夕景を撮っていないように感じる
何かのついでに撮影した事はあるけど、夕景、夕陽を目的に出掛けた事は少ない
あの橙色の夕陽が落ちて行くのを見るのは好きだったのに、何故かカメラで追う事は少なかった
それでも秋にかかわらず、物悲しくなるような夕陽を見ているといつの間にかシャッターを切ってしまう
今回は一眼レフ、コンデジで撮った鳥取の夕景の画像を集めてみました
鳥取砂丘の夕景
まず、鳥取の夕景といえば鳥取砂丘を挙げない訳にはいかない。春夏秋冬を問わず、砂丘に出掛けると夕方になっても名残惜しそうに残っている人が多い。
そして、夕焼けが始まると再び声にならない声をあげて見入ってしまう。もちろん、その夕景を目当ての観光客も多くカメラやスマホを取り出す。
山や野や街並みに沈む夕陽も確かに美しい。しかし、夕陽が最も映えるのは海や湖などの水面に浮かぶ水鏡を伴うケースではないだろうか。
私はまだ砂丘の夕景を見た回数は少ないので、直接海に沈む夕陽は見た事がない。それでも、大山をはじめとする山々を浮かび上がらせるような夕焼けは秀逸で言葉もなく見入ってしまう。
鳥取砂丘の夕景は砂丘そのものを幻想的に染め、えもいわれぬ雰囲気を醸し出す。そして、見る場所によってはまるで砂丘に夕陽が沈むような錯覚に囚われてしまう。
湖山池の夕景
シャッターを切った回数なら鳥取砂丘より多いのが湖山池の夕陽。いくら日本一の広さといっても海とは違うので、池の向こうに直接沈む夕陽は見られないと思う。
湖山池の夕景は海のような広大さや、寄せては返す波の戯れには出会えない。が、その代わり穏やかなさざ波と、それに身を任せる水鳥達の醸し出すアットホームな雰囲気に癒される。
前述したように夕陽は水面があってこそ最も映えると思っている。私は湖山池の夕景は青島と湖山池ナチュラルガーデンからしか見ていないが、夕暮れ時に一周したら新たな魅力に出会えるのだろう。
私がこれまで見た湖山池の夕景は全て池の周辺からの目線。高所からの池の夕景を見てみたい欲望に駆られ、出合いの森などの山や丘からの撮影を計画中。新たな魅力に出合えると確信している。
その他の夕景
夕焼けは何処で見てもノスタルジックな気分にさせられる。海の夕景はポイントや構図如何で若干の違いはあるものの、ほぼ同じような画像になるのかもしれない。
その点、山や街並み、植物などの背景として捉えた場合、個性的な写真になりそうな気がする。また、何気なくマンションのベランダから眺めた夕焼けの色に、慌ててカメラを持ち出す場合もある。
特に、桜や紫陽花、コスモス等の花の撮影中に綺麗な夕焼けが見られたら得した気分になる。あちこち場所を変え、アングルを変えて何回も何回もシャッターを切ってしまう。
これからは海、山や花などに限らず積極的に夕景を撮ってみたい。名所旧跡もいいが、普段目にする何気ない一コマと夕陽がマッチングした写真を狙ってみたいと思っている。