里帰りのように頻繁に通っていた若桜町や八頭町
しかし、今年は全く足が向かず8ケ月振りの訪問
郷愁に駆られて行った金魚のつるし飾りリポート
ノルデチケット❗
若桜町、八頭町といえば若桜鉄道。もちろん、バスを利用する事もあったが、私にとって両町への訪問には若桜鉄道が欠かせない移動手段。
毎日のようにベランダや出窓から見る若桜鉄道のカラフルで味のある車両。そして、JRでは味わえない内装での一味違う雰囲気。わずか19・2キロの短いが非日常感満載の旅。
そんな思い入れのある若桜町へ、今回はノルデチケットを使ってバスでの訪問。以前から知ってはいたが、今回初めて利用してみた。アプリをインストールして、クレカで購入するだけで利用可。
鳥取県内だけと思っていたが、全国のバスで使える優れもの。しかも降車時にスマホをかざすだけ。バスでの若桜旅は電車より更に沿道観察が出来て、住む人達の生活臭が感じられる素敵な旅だった。
金魚のつるし飾り
若桜宿の停留所で下車した途端、宿場町の街道沿いの商店や民家に吊るされた、金魚のつるし飾りが目に飛び込んでくる。荷造り用の赤、青、黄などの結束バンドで作られた金魚のつるし飾り。
昨年と一緒の円の中に入った金魚や、ハート型のバンドに吊るされたもの。更には風車や提灯など、バージョンアップされていて、古い商家や民家の薄暗い格子戸に鮮やかに映えている。
晴れた街道と軒下との明暗の差が大きく、カメラの設定を変えながらシャッターを切っていく。風に揺れておいでおいでしているようなつるし飾りは、町役場までの道の両側に延々と続いていた。
ゆったり若桜散策
実は、若桜町に何度も訪れていたが、宿場町の街道を役場まて来たのは初めて。その先に橋が見えたので足を延ばしてみる。八東川と思われる清流で釣りをしている人がいて、穏やかに流れている。
清流の町というイメージ通りの清らかで澄んだ流れに暑さを忘れてじっと見入ってしまった。あんな流れに足を入れたら、さぞ気持ち良いだろうな……と、思いながらシャッターを切っていく。
若桜町を訪れた時に時々利用するレストランで昼食を摂った後、再び散策を続ける。川を越えて意非(おい)神社に参拝。日本一の幟として有名で、鳥居も向こうの山がすっぽり入る程の大きさ。
龍の彫り物も評判なので撮影して、再び若桜宿へ向かう。街道の裏通りになる蔵通りをゆっくり散歩。この路地はいつ来ても落ち着く。ゆったり、のんびり涼んで再びバスで帰路に着いた。