咲いた咲いたチューリップの花が並んだ並んだ赤白黄色……
幼少の頃最も口ずさんだ歌の一つかもしれないチューリップ
その影響もあってか植物オンチの私でも覚えている花の一つ
桜の季節に今年は桜に負けないぐらいシャッターを切った花
今回は、そんなチューリップの花の撮影についてのリポート
市街地の川沿いにチューリップ
いくつかあるランニングコースの一つは鳥取市の桜の名所桜土手。桜の見頃の期間中は1.6キロの桜のトンネルの中を走るのが快感。更に市内の桜を観ながら約10キロ走るのがこの時季の日課。
その途中目につくのが、桜土手の対岸の狭い土手に数百メートルにわたって町内の人達が手作りしている花壇。色とりどりの花を横目に走るのも楽しみの一つ。
水仙、ペチコート水仙、スズラン、ヒマラヤユキノシタ……等の中で一際目を引くのがチューリップ。歌詞のような赤、白、黄色だけでなく、紫やピンク、更には白いサシの入ったようなものまで。
ランニングを終えて再び訪れ、色とりどりのチューリップを撮影。設定を変えてアングルを変えて次々にシャッターを切っていく。陽が傾き始めたころにはすっかりチューリップの虜になっていた。
とっとり花回廊のチューリップ
チューリップに魅せられて検索しても鳥取市内には名所は見当たらない。市外や近県を検索して、冬のイルミネーションで訪れたとっとり花回廊と島根県安来市の伯太チューリップ畑にヒット。
これまでのような3日以上の旅行では、スケジュール的に無理。幸いにも安来は鳥取県境なので米子駅の一つ先。一泊二日の予定を組んでみたが、平日なのにホテルが全て満杯。
何とかなるさで、まずは花回廊に向かった。ただ、桜は散り始めていて、チューリップは咲き揃っていない端境期状態。しかし、快晴の青空と残雪の大山、桜にチューリップのコラボを満喫。
更に、蘭、百合、ポピーに水仙……主役のチューリップをはじめカラフルな花の撮影を楽しむ。以前利用したホテルでも空きがなく、日帰りになってしまったが鮮やかなチューリップは撮れたので満足。
あじさい公園にもチューリップ
伯太のチューリップ畑に未練が残り、再び日帰りでの撮影も考えたが、花疲れか撮影の強行のせいか、それとも病の進行のせいか体調が優れず遠出は無理。この一週間カメラはノータッチ状態。
そんな時に思い出したのがあじさい公園。とっとり花回廊や、その後に桜と芝桜のコラボ撮影に訪れた大堤池の行き帰りの電車から眺めた鮮やかなチューリップ。
代名詞の紫陽花だけでなく、季節の花々を楽しませてくれるあじさい公園。市街地からそんなに離れていないので、夕方からでも立ち寄れる便利なスポット。
ところが、着いてみるとチューリップは見頃の時期を過ぎて萎れ気味。何の花でも盛りを過ぎた後の姿は残酷。ボカシ撮りのピントを合わせられる花が少ないので、主に遠景を撮って帰路に着いた。