9人が立候補した自民党総裁選。過去4度敗れた鳥取1区選出の石破茂氏が最後の戦い
安倍晋三元総理にも異を唱えたせいで、表舞台からは消えたが国民的人気は相変わらず
最後の戦いとして臨んだ今回の総裁選。立候補を表明した、地元の和多理神社を訪ねた
石破茂氏が総裁選に逆転勝利しました!
和多理神社は勝負の神社、勝利の神社!
いざ決戦、和多理神社
国民的人気があり、安倍晋三とは対極の道を歩んできた石破茂元幹事長。しかし、モリカケ桜、旧統一教会、裏金問題……全ての根源が安倍なのは自明の理。どちらが正義かは言うまでもあるまい。
石破が最後の戦いとして臨んだ総裁選。その出馬を生まれ故郷の八頭町殿の和多理神社で表明したと知って俄然興味が湧いてきた。27日の総裁選を前に若桜行きのバスで途中下車して訪問。
バス停近くから細い道を上っていくと、じきに鬱蒼とした社叢が見えてくる。格式張った塀などは無く、何処からでも入れそうだが、敢えて鳥居を潜って境内へ。空が見えない程の沢山の木々。
特に銀杏の大木が実を落としていて、独特の臭いが充満。その真ん中に小さな社殿。鈴を鳴らしてニ礼ニ拍一礼で、石破氏の当選と、ついでに私の願い事もお願いして次のバスに乗った。
初めての棚田・つく米
以前から気になっていたのが、氷ノ山登山口でもある若桜町つく米(つくよね)。前回、金魚のつるし飾りの撮影時、観光協会でつく米地区行きの町営バスがあると知り、是非訪ねてみたいと思っていた。
和多理神社近くのバス停から、若桜行きのバスに乗って着いたのは正午過ぎ。昼食を摂る暇もなく、12時40分発のバスに乗車。約10キロの行程、乗客は私を含めて3人だけ。
雲が多く快晴とはいかないが、まずまずの天気。徐々に高度を上げて両側に植林の迫る道路を上がっていく。途中、2人は降りて乗客は私だけ。どこまでいっても、樹木の山また山。
親切に棚田の見える所で降ろしてバスは帰っていく。初めての棚田は面積こそ少ないが正に絶景。下からでも、同じ位置でもなく眼下に見下ろす木々に囲まれた棚田。
ふれあいの館・響の森
何度もシャッターを切っては、ファインダーから眼を離して見下ろす繰り返し。あの場所まで下りてみたいと思ったが、最終バスまで1時間強しかない。諦めて近くを散策。
季節外れのスキー場も見えるが、目に止まったのはこんな山奥に場違いな瀟洒な建物。近辺の風景にシャッターを切りながら上がっていく。入り口付近には氷ノ山自然ふれあい館・響の森との看板。
ホールの壁際に氷ノ山の植物や生物などに関する写真や、情報が詳しく掲示。驚きは氷ノ山のブナの森を再現した原寸大のジオラマ。野生動物の剥製もあり、まるで森の中を散策しているような気分。
しかも、螺旋状で上下から森を体感出来る造り。途中には望遠鏡や映像も完備。その他、ライブカメラ付きの展望ルームや学習室と盛り沢山。途中で気付き飛び出すと最終バスが待ってくれていた。