
桜、チューリップと続いた映える花
6月は何といっても紫陽花ですよね
今年の紫陽花巡りは松江市、南部町
そして鳥取市と、山陰の紫陽花リポ
松江市・月照寺
松江市のあじさい寺として名高い月照寺。これまで神社仏閣での紫陽花の撮影は経験無かったので楽しみにしていたが、期待が大きかっただけに少々残念な結果。

広大な敷地のあちこちに紫陽花はあったが、まとまって咲いている場所が無かったという印象。
松江藩9代にわたる松平家の菩提寺として栄えただけに、墓石、山門や石灯篭などが随所に見られる。それらをバックにした写真は映えそうなのに、肝心の紫陽花が今一つ。

原因は梅雨時なのに少雨高温で、既に枯れかけている花も多い。その上、全体的にこんもりと茂った株が少ない印象。

そう感じるのは私だけではないようで、他のカメラマンもシャッターポイント探しに四苦八苦。結局は一輪を強調したボカシ撮りだけが増えてしまった。
とっとり花回廊
とっとり花回廊は今回のメインはゆりまつり。大山をバックに咲き誇る百合は数も多く迫力満点。しかし、今回の撮影の目的は紫陽花。

園内マップに記載されている回廊の下の青や紫の紫陽花は綺麗だったが、拍子抜けする程少ない。
スタッフに聞いて、回廊の外側にもう一つの紫陽花のポイントがあると知った。ただ、回廊の外側は鬱蒼と茂る森や林という印象。
その中の道を一人で辿っていく。初めての場所の上に、方向としては以前に猪を見掛けた近くと気付いて、流石にびびる。

道路脇にガクアジサイと思われる青い一塊を発見。月照寺と違って、こちらは樹木に覆われて日が当たらないせいか、枯れもなく色付きも鮮やか。

更に辿った先の林の中に普通の紫陽花の他に、ガクアジサイ、ヤマアジサイの群生を発見。蛇でも出そうな藪を分け入っていくと、珍しいササユリにも出合えた。

森閑として日も当たらない緑一色の林の中で、青と紫の紫陽花。そして可憐な薄桃色のササユリ。薄気味悪い藪の中で、別世界のような花々に囲まれて、しばし時を忘れてしまった。
鳥取市・桜土手
これまで何度か書いてきたが、カメラを始めるまでは花音痴だった私。紫陽花に興味を示したのも2年ぐらい前から。
ランニングコースにも紫陽花は咲いていたようなという記憶しかなかった。しかし、昨年の梅雨時に桜の名所と言われる桜土手をランニング中に、数カ所の紫陽花の塊を発見。

こんな所にこんなに綺麗な紫陽花が咲いていたのか……と、足を止めて見入ってしまった。それが桜土手の紫陽花との出合い。
数はそれ程多くはないが、桜の木に覆われて日が当たらないせいか、一際鮮やかに見える。そして、色枯れもなく他の日の当たる場所の紫陽花より長い間楽しめる。

ただ、日が当たらない桜土手とはいえ、雨が少ないせいか、やはり今年の紫陽花は昨年程の色付きはない。
その上、ピークと思ったのも束の間で、色褪せも花の崩れも早く、あっという間に見頃を過ぎてしまった。

今年も温暖化による気候変動で6月から真夏のような日々。暑さだけでなく降水も例年のパターンとは違うようだ。これらの異常な気候は米や野菜だけでなく、癒しを与えてくれる花々にも影響与えるのは残念。
今月の写真
今回の『今月の写真コーナー』は、6月に写真ACに登録された写真から掲載します。
写真ACに登録済みの方は、各写真の説明文付きバナーのリンクをタップして頂ければ、全ての写真を無料でダウンロード出来ます。
写真ACに登録されていない方は、下記リンクをタップして無料登録して頂ければ、全ての写真を無料でダウンロード出来ます。

湖山池でグランピング

真っ赤なショウジョウトンボ

中国庭園の花火大会

真っ青な空に入道雲
