
好天が続いた先週末、岩美町の海岸、漁港、海水浴場を巡ってみた
どこも山陰海岸ジオパークで評判の景色ばかり
そして、最後は真っ赤に燃える海水浴場の夕陽
初夏の青い空と海、オレンジの夕陽を満喫した撮影リポート
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スタートは浦富海水浴場
快晴の土曜日、岩美駅から向かったのはカキツバタが見頃という又助池。しかし既にピーク過ぎで先客の2人が帰ると私だけ。見頃は過ぎても撮る分には差し支えないが、木道の至る所に『マムシ注意』の表示板。しかも絵になるような花は湿地の中。

まずは標準レンズで池全体に広がる紫色の全景を撮影。望遠レンズは持参していないので、マムシに注意しながら湿地の中へ入って行く。単焦点レンズに替えてボカシ撮りを2、3枚撮る。何か物足りないが、薄気味悪いので早々に退散。
しかし、失望はしていない。今回の目的は岩美町の海岸や漁港、海水浴場の撮影。歩いて最初に向かったのは何度も訪れた事がある浦富海水浴場。相変わらず青い空と海に白い砂浜が続く、絵になる光景が待っていた。

まずは、アニメ『Free!(フリー)』ファンの人気撮影スポットの向島恵比寿神社。ランドマークの赤い鳥居が今年2月に腐食で倒壊。一週間前に地元の船主会のメンバーらが建て替えたばかりという。

海上の神社の撮影を終えて、いつも気になっていた崖の上の展望所へ向かう。満潮時は崖下の入口に辿り着けないが、波飛沫はあるが通路は見えていた。険しい崖だが、石段が付いていてロープを頼りに何とか登頂。高所からの浦富海岸の眺めは絶景。

違う角度からの向島恵比寿神社の鳥居も見えるが、望遠レンズではないので迫力には欠ける。しかし、樹木の間から昨年行った大羽尾の岬を挟んで青い空と海。誰一人いない展望所の端に立って、青の世界を独り占めで満喫。
絶妙なブルーの田後漁港

次は昨秋、水尻洞門へ行った時と全く同じコース。田後漁港までは一度通っただけに、撮影しながらでも15分位で到着。何とも、形容のしようがない海の色。オーシャンブルーともターコイズブルーとも言えない、青と緑が海面を彩っている。

しばらく、その海の色を味わった後、昨秋夕陽を撮った田後公園展望台へ上がる。鳥居をくぐると270度の展望が開けた。左は岬の緑、真ん中はどこまでも続く日本海、右手には岩山の上の白い灯台と大羽尾。そして眼下には青緑の田後漁港。

潮風に吹かれて東屋のベンチに腰掛け大海原に見入る。そして、その後も昨年と全く同じ道を西に向かって進む。マップでは近道も確認出来たが、敢えて遠回りして眼下の漁港を撮影しながら進む。
しばらく進むと見覚えのある小島とも奇岩とも言えない光景が現れる。眼下には沖縄と同じぐらいの透明度と言われるように、言葉では言い表わせない海の色。そして、昨年は無人だった駐車場には十数台の車と行き来する観光客。
青い海と岩群の城原海岸
ここが今回の本当の目的地、城原海岸。昨秋は県道の右手に下りる階段が草木で見えなかった。しかし、地元のボランティアの手で綺麗に刈り取られているという新聞記事の通りに、階段が続いて観光客が上り下りしていた。

鬱蒼と生い茂る樹木の中の長い木の階段を下りていく。目に飛び込んできたのは空と海の区別が付かないようなブルーの世界。そして点々と続く岩の群れ。拙い文章では表現出来ない景色を前に、海岸の小岩に座り込んでしまう。

観光客が写真を撮ったり、はしゃぐ声も気にならず、ただじっと目の前の青い世界に心を奪われてしまった。しばらくすると白い観光船が波間に漂うように入ってきた。慌てて青い海に浮かぶ白い船にカメラを向けてシャッターを切る。

やっと立ち上がって岩群の撮影を始める。沖合いに浮かぶ小島のような大岩、どこまでも続くような波食棚、洞門のような高い岩……、まるで岩群の博物館のよう。この先は海と崖で行けないが、県道に出れば大鴨ヶ磯、水尻洞門、そして網代まで続く。
全て橙色の牧谷海水浴場
まだ時刻は16時を過ぎたところ。網代まで3キロに満たない距離のようだが、再訪を約して引き返す。再び、高台から城原海岸、田後漁港を撮りながら浦富海水浴場を目指す。この県道155号線は工事中で一部通行止めだが、正に絶景ライン。

浦富海水浴場へ着いたが、真っ赤な夕陽にはまだ早い。ベンチに腰掛けて青から黄金色に変わっていくゴールデンアワーのひと時を楽しむ。そこで、ふと考えた。浦富海水浴場の夕陽なら間違いはない。しかし、ありふれた名所の夕景でいいのか。
咄嗟に浮かんだのは昨年、岩美駅から東浜駅の駅間ウオーキング撮影の途中で見た牧谷海水浴場。あそこの大岩なら夕陽に映える。と、思うや否や、小走りに砂浜へ出て向かう。目視で2キロ以上、陽は既に傾いていた。

18時30分過ぎ、陽は水平線から一本の矢のように真っ直ぐに水際まで貫いている。この夕景を収めれば失敗はないと思うが、足は止まらない。歩きにくい砂浜を重いカメラを背負って急ぐ。前方の黒い山のような大岩がだんだん大きくなってきた。

やっとたどり着いて振り向くと、夕陽は水平線へ消える寸前。急いでカメラを構え設定しながらファインダーを覗く。橙一色の空の下に硬貨のように小さな陽。そして、得も言われぬ色の海面に儚げな陽光が浮かんでいる。物悲しい夕景だった……。

そこからは撮るというより観ていたのかもしれない。橙に紺が混じり暗くなっていくマジックアワー。それにつれて波の色まで千変万化。気が付くと真っ暗な砂浜に私独りだけ。既に20時近い中、疲れた足で岩美駅への暗い道を急いだ。
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