
類をみない今夏の猛暑。大雨はあったものの、お盆と共にまたぶり返した暑さ。
お盆恒例の鳥取市の夏祭り。鳥取しゃんしゃん祭&市民納涼花火大会のリポート。
街中に鈴の音響く!鳥取しゃんしゃん祭
鳥取市の夏の風物詩、鳥取しゃんしゃん祭。一斉に行う最多人数の傘踊りとしてギネスブックにも登録されたが、新型コロナウイルス禍での中止等もあって参加者は激減。

そこから盛り返して、今年は109連、3200人の踊り子が参加。鳥取駅前から複数の商店街を周回して、傘に付いた鈴の音をしゃんしゃんと涼やかに響かせていた。
市内の小学生から高校生、職場や踊りの為に集まった連まで幅広い参加者が集結。また、外国人の留学生や技能実習生と覚しき人達も楽しそうに踊っていた。

ただ、狭い商店街の通りの両側を数十万人の観衆が鈴なりになって見守る中、踊り子にとっては想像以上の暑さ。熱中症対策として遮熱性舗装や、途中に休息時間を取る等の対応。

しかし、今年は2人の踊り子が救急搬送される事態。クライマックスを前に30分の中断を余儀なくされた。それでも、最後はお馴染みの曲に合わせて盛り上がり、笑顔でフィナーレを迎えた。
猛暑の夜空に七千発!市民納涼花火大会
一夜明けて、次の日の8月15日は鳥取市民納涼花火大会。7月中旬から撮影してきた花火大会もいよいよフィナーレ。なかなか思い通りの撮影が出来ない中、最後の地元の花火は綺麗に撮りたい。

早朝、ランニングがてらに会場へ行ってみた。準備中の職員に打ち上げ場所や、撮影禁止場所などを確認。ただ、暑さのせいか、元々の半月板損傷のせいか膝に違和感発生。
日中は部屋で安静に過ごし、夕方膝に負担かけないように自転車で会場へ。着いたのは6時30分頃だが、マークした場所は既にブルーシートの列。何とか開けてもらって三脚設置。

ただ、これまでの海上などと違って、鳥取は河原からの打ち上げなので距離が近過ぎるのが難。レンズをいつもより高い位置狙いのアングルに設定し、ジッと打ち上げを待つ。
今年は7000発を令和、平成、昭和、未来への4部構成。各部の始まる毎に短い説明があったので、次の打ち上げ内容を予想してアングルや、左右への位置移動を行う余裕があった。

スターマインをはじめとして、次々に打ち上げられる花火。しかし、やはり距離が近過ぎて収まり切れない画像が多い。半数近くは主に上下にはみ出てしまう。
本当は遠い橋の上や、離れた土手からの撮影も考えた。しかし、ただ綺麗に撮るだけでよしとは思わない。たくさんの観客の歓声やどよめきの中で撮るからこそ、花火大会の撮影は楽しい。

浜坂、浦富、松江、そして鳥取。約一ケ月に渡る花火大会。花や景色のように年中撮る事は出来ない花火。短い夏の夜の宴は、観ている人達に降りかかる黄金の雨のような花火で幕を閉じた。