暖冬暖冬と言われてすぐにも春が来そうな雰囲気から一転
全国的に寒さがぶり返したり、雨が続いた3月上旬
梅は咲いたけれど、なかなか春の青空をバックの撮影が叶わない
そんな3月上旬の日曜日の晴れ予想に湯梨浜町の野花梅渓撮影に❗
湯梨浜町野花
今年の梅は鳥取市の標準木がある樗谿公園で撮影したばかり。本数は少ないが丁度見頃で綺麗な紅梅と白梅が観られた上に、一本の木や枝に紅白一緒に花を付ける源平咲きまで撮影出来て満足。
それでも、桜の季節を前に樹木に咲く花の撮影の経験を積みたくて訪れたのが湯梨浜町野花(のきょう)。昨年初めて訪れた野花渓からの梅と東郷池と日本海のコラボが目に焼き付いていた。
何度も訪れている松崎駅で下車し、徒歩で20分。野花地区全体で盛り上げているのだろう。ピンクの旗があちこちにはためいて案内してくれる。4つに分かれている野花梅溪散策コース。
昨年は2コースを散策済みだが、今回は改めて4コース全部を巡る予定。駅から近い順に曲がりくねった道を上り下りして山肌や畑に咲く白や薄い紅の可憐な花を撮っていく。
二千本の梅林
4コース全体で2000本と言われているが、メインは駅から2番目のコース。最初のコースから戻って、分かれ道の右側の竹林の道を上がっていく。空を覆い隠す竹林からの木漏れ日が心地好い。
竹林を抜けると右側の眼下に青く輝く東郷池と、その岸辺には色鮮やかな中国庭園燕趙園。迂曲しなから上がった両側には、びっしりと花を付けた梅林が遠くまで続いていた。
畑のように連なる梅の横路を入って、背景を変えながら望遠レンズでボカシを効かせた写真を撮り重ねていく。距離やアングルを考えて撮るのは楽しく、夢中になってシャッターを切っていく。
梅林の向こうに東郷池、そして日本海というコラボを楽しみにしていたが、望遠レンズで日本海を捉えると、画角の関係で東郷池は写らない。苦心して何とか前ボケの向こうに海の青さは捉えられた。
梅の彼方に池
メインとなる梅林から下りて線路沿いの家並みの突き当たりの神社の上に三番目の梅林。ここは高い上に東郷池に近いので、はっきりと池の輪郭と青い水面が目の前に見える。
ただ、池にピントを合わせると手前の梅が入るポイントが少ない。無理矢理手前の梅に合わせると池の青さが出ない。色々考えなからシャッターを切っていく。
神社の前に戻ってラストの4番目のコースに足を向ける。家並みに挟まれた狭い道を上がっていくと、どん詰まりに梅のトンネルみたいな密集。微かに漏れる木漏れ日が良い味付けになっていた。
最後に東郷池に出て周囲の花や水面の撮影。歩き疲れた後の足湯を楽しみにしていたが地元の人達で満員。既に夕陽は山の向こうに落ち、淡い色合いの水面を眺めながら駅に向かった。