
夏だけでなく秋になっても続く異常気象
秋の長雨は毎年だが全く快晴の日がない
奇跡的に晴れた土曜日のバスとウオーキングでの鳥取砂丘周辺の撮影リポ
初めての大谷海岸

連日の雨続きでくさっていた土曜日。奇跡的に訪れた快晴に急遽選んだのは鳥取砂丘近辺で唯一訪れていない大谷海岸。鳥取駅からのバスで下りて徒歩約20分。右側には網代新港の堤防やクレーン。そして左手は正にプライベートビーチのような海岸。
9月も中旬で流石に海水浴客はおらず、海辺で戯れる親子とカヌーを楽しむ人だけ。岩美ブルーとまではいかないが、沖の堤防辺りまでは透明度が高く、快晴の空を映したような青が綺麗に続いている。砂浜や石とのコントラストにまずは一枚。

更に石っころの続く海岸線を歩きながら、綺麗な海面を主役にシャッターを切っていく。この日も午後からの撮影なので太陽は真後ろ。もっと早い時間帯なら別な色合いになっていたかもしれない。白い観光船が横切る様は一幅の絵のような光景。

海岸線から上がって大小の東屋をフレーム仕立てにして撮影を続ける。特に大きい方は東屋というより巨大な休憩所という趣きで、軽二輪を中に入れてのんびり休んでいる人も見掛けられた。そのベンチに腰を下ろして一休みして、次の目的地へ向かう。
網代港と千貫松島

次は何回か訪れた網代漁港。先程見えた網代新港とは川を挟んで隣り合わせ。一旦、道路へ出てのんびり歩いて行く。また、観光船が出て行く。この観光船は、以前にブログで紹介した岩美ブルーの続く名所を往復するので観光客には大人気。

山と海と川に挟まれた趣きのある網代の町並みをゆっくり歩いていく。細長いが、その裏にも細い道の両側にびっしりと家々が立ち並ぶ。海岸通りに出ると週末のウオーキングイベントらしい集団や、地元の親子連れで賑わしい声が聞こえてくる。
近くのベンチで一休みをした後、以前に訪れた千貫松島への階段を上がっていく。上がった先は、相変わらず両側から草木に覆われた暗い道が続く。藪のような道を抜けると左手にすぐ千貫松島が現れた。

まず上から撮った後に、階段を下って前回は行かなかった狭い浜辺に下りてみる。覆い被さるように切り立ったオーバーハングの崖下から一枚撮影。これが崩れたら一巻の終わりだなと思いながらも、しばらく佇んで透明な海面にシャッターを切る。

突然、こんにちはと声を掛けられて振り向くと、若い女性の二人連れ。あの壊れたような階段からよく下りられたな、と思いながら挨拶を返して上がっていく。風に揺れるキクイモを見付けて、前後のボケを一枚ずつ撮って漁港へ戻った。

漁港でいつも撮るのは両側の堤防に挟まれた間から見える鳥取砂丘。時刻は16時前。空も海も薄青い中で砂丘だけが白く光っている。更に位置を変えると日の当たらない方向では漁船と堤防が影絵のように青黒く、その真ん中を水光が伸びている。
鳥取砂丘の夕景色
上空は青く晴れているが、水平線や地平線には雲が湧いてきている。鳥取砂丘の夕陽を撮るつもりだが、この雲では綺麗な夕景にならないだろう。帰ってもいいかなと思ったが、砂丘の夕陽が見たいと言ってた知人の顔を思い出して、バスに乗り込んだ。

砂丘に着いたのは17時30分。日没までは45分。雲はあるが、まだ青空が残っていて、夕陽を目当ての観光客が馬の背を目指して上がっていく。幾分なだらかな丘を目指す人が多いが、急峻な馬の背へ直登する猛者も結構いる。

カメラを持ちながらでは流石にキツいが、トライしてみる。意外と小学生の男の子達がスイスイ上っていく反面、若いと思われる両親が悲鳴を上げているのが面白い。高さ47メートルの馬の背の頂上は、いつも通り風が吹いているが幾分弱い。

日本海側の頂上に腰を下ろして一休み。陽は水平線の近くまで落ちているが、その近辺は雲に覆われて秋の橙色の夕景は望めそうにない。カメラの設定を変えても、やはり秋特有の色合いには近付けない。諦めて日没後のグラデーションに賭けてみる。

しかし、日没寸前や完全に陽が没しても期待していた色には出会えない。馬ノ背から下りて、入口付近からの夕景に期待したが地味な色合いしか出ない。自然相手の撮影なので仕方ないが、正直がっかり。疲れた足でバス停への道を急いだ。
