超暖冬の影響で最速の桜開花が予想されたが、3月の寒の戻りでまさかの失速
各地で開花が昨年より1週間以上遅れてしまった
楽しみが先になったのはいいが、懸念は満開前後の天気の不安定
今回は桜だけでなく、春に彩りを添える花々のリポート
やっと開花した桜
今年の桜は悩ましい。最速の開花予想が大幅に遅れたと思ったら、夏日を思わせる気温で一気に満開の所も出ている。鳥取市は3月29日の開花で見頃は4月の第一週末と思われるが天気が心配。
例年なら市街地の桜を楽しんで、その後に郊外や山間部の花見に出掛ける。しかし、今年は見頃の時差がなくなりそうで計画的な花見は出来そうにない。
その上、病への配慮や撮影の好みが変わりつつある事情で、昨年のような県外や市外への旅行は減りそう。名所旧跡や自然のスナップ風な写真より、植物などのボカシに興味が移ってきた感じ。
桜の撮影にしても風景としての写真よりも、一枝や一枚の花びらに焦点を合わせて背景はボカシてしまう。また傾向は変わるかもしれないが、当分はボカシ撮りの写真が増えそう。
黄色い菜の花世界
カメラを始めてから植物に興味が湧いてきたが、昨年のアルバムを見ても春は桜一色。しかし、桜の開花が遅れる間に一気に目に入ってきたのは菜の花。
そもそも、植物音痴の私には桜と菜の花のどちらの開花が早いのかが分からない。いつも、桜が咲いて散ってしまったと思った時に菜の花が咲いてると気付く感じ。
前回の記事で述べたように、川縁で見付けた菜の花の群生で黄色の世界に引き込まれた。その後、河川や土手で水面を背景にしたボカシ撮りにハマってしまった。
何よりも、体まで染まってしまうような黄色の絨毯の真ん中に入っての撮影は非日常的。ウツウツとした気持ちが吹き飛びそうな快感に次々とシャッターを切っていた。
その他の春の花々
はっきり言えば、昨年からボカシ撮りはやっていたが、本格的に意識して撮り出したのは今年の梅から。その後、春の花々が咲き出して目移りするような状況。
未だに植物オンチの域を脱していないが、とにかく目に入って綺麗と思った花はなるべく撮るようにしている。名前の分からない花はグーグルレンズで調べたり、知人に聞いて確認。
今年になって撮った花は桜と梅と菜の花の他に水仙、木瓜、ヒヤシンス、チューリップ、ヒマラヤユキノシタ……。これから夏から秋へと次々に咲く花々にワクワク、ドキドキ。
暖かくなって病も気にならなくなったら、珍しい花々を求めて県外へ行く気になるかも……。今はとにかく近場の花々で素材の良さを引き出せるように撮影テクニックを磨きたい。