
雨続きの9月に訪れた最後の快晴の週末
向かったのはまたしても岩美町の海岸!
13キロ歩き再訪した田後漁港の夕景!
秋桜、彼岸花、海、そして夕陽のリポ!
田後漁港の記事はこちらにも掲載しています↓↓

彼岸花&秋桜のコラボは

元々リピート癖はあるが、鳥取と兵庫の県境は今年だけでどれ程訪れたか分からないぐらいの頻度。快晴の週末と知って考えた行き先は田後漁港の夕景をメインの岩美町ウオーキング撮影。岩美駅に降りたのは午後2時頃。向かったのはコスモスロード。

今年は異常気象で花の見頃が分からないと聞くが、見事に外れ。彼岸花と秋桜のコラボを期待していたが、彼岸花はピークを過ぎ、秋桜は1、2分咲き。救われたのは真っ青な空だけという感じ。その上に風が強くて秋桜のぼかし撮りにも一苦労。
昨年の記事で述べたが、少子高齢化のせいで秋桜をお世話する方も少なくなったようだ。コスモスロードの看板もなく、花も以前から比べて減っている。たぶん、満開になっても数年前のような濃密さには足りないと思う。これも時代の流れなのだろう。

それでも、以前は目立たなかった彼岸花がピーク過ぎとはいえ、吉田川沿いに1キロ以上に続く様は圧巻の一言。少ない秋桜と色の褪せ始めた彼岸花の位置やアングルを工夫して、何とかコラボの写真を撮って長い農道を歩いて次の目的地へ向かった。
アニメ『Free!』!

花はやや期待外れに終わったが、快晴の空と海のブルーは外れがない。着いた浦富海岸海水浴場はアニメ『Free!』の聖地巡礼の人達で賑わっていた。人が入らないように苦心しながら、空と海の青に交じる白波のコントラストを撮影。
少し休憩して、今日のメイン田後漁港へ向かう。撮影しながら歩いても10分強で到着。しかし、ここは更に聖地巡礼の人達の姿が多い。『Free!』は知っているがアニメに興味はないので観た事もない。この田後漁港がアニメの参考地という。

若い世代だけでなく、中には高齢者と思しき人も聖地の本丸ともいえる田後公園展望台への長くて急な階段を上がっていく。今回の撮影のメインは、アニメのキャラクター達が集まるシーンのモデルになったというこの展望台だけに多人数の訪問は困る。
一旦、通り過ぎて以前にゆっくり休めた城原海岸へ向かう。高台へ上がった先には工事が完了した歩道付の道路が出来上がっていた。早速、真上から見る田後漁港の撮影を期待したが、長さ100メートル強の道路の両側には転落防止用の高いフェンス。

それでも、歩いた先にフェンスが切れた場所を発見。青い空と海、そして、白い灯台と横に延びる長い堤防。初めて見る真上からの田後漁港に見惚れてしまう。しばらく佇んだ後、シャッターを切って再び城原海岸への道を歩み出す。

お気に入りの城原海岸はいつものように青い空と海に奇岩群が待ち受けていた。ただ、天気は良いがこの日は風が強く荒波が押し寄せている。だんだん波が近付いてきてゆっくり座る事も出来ない上に、海水が流れ込んでいて危険なので早々に退散。
田後展望台の期待の夕景
時刻は17時前。長い階段を上がって道路に出て田後方面へ引き返す。途中には展望所が複数有り、その一つのベンチに座って日が暮れるのを待つ。田後公園展望台へ着いたのは17時30分。日没まで30分を切っている。

まずは田後神社に参拝して、二つある東屋から陽の落ち具合を確認。薄暗くなった展望台の奥へと分け入っていく。昨年来た時は狭い夕陽の見物所は人で溢れていたが、幸いにも無人。ただ、更に奥の突端には外国人と思われるペアが陣取っている。

草茫々の見物所で蚊を払いながら夕陽が水平線へ沈む瞬間をじっと待つ。陽は大岩小岩が点在する彼方にゆっくり沈みながら、空も海をもゴールデンからオレンジに変えていく。そして、水光が点在する岩の間を射抜くようにキラキラ輝いている。

外国人ペアが去ったので暗く薄気味悪い空間にただ独り。しかし、刻々と空も海も岩の黒さも変えていく夕景に眼を奪われてしまう。日没の瞬間は空が息を呑むような橙色のグラデーション。その余韻を味わう間もなく、急な階段を急いで下りていく。

ここまではアニメファンが撮っていてSNSにも溢れているかもしれない。階段から下りて漁港の町並みに着いて振り返る。方向的に東側になるので橙色のグラデーションは望めないが、二つの東屋が淡い橙色に黒いシルエットになって浮かんでいる。
しかし、この位置では鳥居は映らない。カメラを抱えて漁港の東側を目指して走る。漁協の市場らしき建物を過ぎて振り返る。そこには、すっかり日が暮れた空に橙色のグラデーションが広がっていた。それを映して海面も仄かな橙色に染まっている。

そして、鳥居は無かったが東屋と火の入らない常夜燈のシルエットがくっきりと映っている。街燈の灯りまでが仄かな線を引いて、幻想的で物悲しい光景を彩っていた。初めて見る夕景にしばらく目が離せなくなり、暗い漁港の隅に佇んでいた……。
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