
お盆を過ぎても猛暑が続く今年の夏
それでもしゃんしゃん祭と花火大会が終われば一区切りが鳥取の夏
その夏の最後を飾る鳥取しゃんしゃん祭と市民納涼花火大会のリポ
くるくる回る傘の輪しゃんしゃん祭

史上最高気温の39・6度を計測した今年の鳥取の夏。続く暑さの中で114連、約3400人の踊り子達が市内の目抜き通りを練り歩く第62回鳥取しゃんしゃん祭。傘に付いた鈴をしゃんしゃんと響かせて、3400本の傘が夏の夜に咲き乱れた。

いつも通りに19時からの第2部を目当てに、メインともいえる若桜街道商店街に着いたが、沿道の両側は人でぎっしり。早速カメラを構えたいところだが、まだ明るくて踊り子達の顔が映るのでじっと待つ。
しかし、暗くなっても場所取りに失敗してなかなか思い通りの撮影は出来ない。我が物顔で好ポジションで撮りまくる報道カメラマンに嫉妬を覚えてしまう。場所を変えてみたが、照明の位置や観客の動きで暗くなり過ぎて会心の一枚が撮れない。

更に場所を変えても裏目に出るばかり。結局、昨年会心の一枚といえる場面を撮れた所に移動。しかし、閉幕まであと数十分しか残っていない。そんな時、目の前に現れたのは鳥取市子ども会連合会の面々。それが各小学校区別に延々と続く。

可愛いくて絵になるのは間違いないが、最後は一糸乱れぬ有名連でのフィナーレを撮りたかった。しかし、ここから移動して有名連に出会えたとしても、撮影出来る場所に恵まれるとは限らない。やりきれない思いの内にフィナーレを迎えてしまった。
夏のフィナーレ!市民納涼花火大会
一夜明けて迎えた終戦の日。相変わらず暑さと好天は続いている。ただ、この日は日中は風が強いので夜までに治まるかが心配。約10万人が押し寄せる千代河原市民スポーツ広場へ自転車で着いたのは打ち上げ開始の約1時間前。

出店に群がる人々をかき分けて土手に行ったが、辺り一面既にブルーシート。今年は花火を完全に収める為に打ち上げ場所から離れて撮るつもり。いつもより北側へ歩いてみてもブルーシートの列は続く。思い切って土手から河原へ降りた所で場所取り。

そこで初めて気付いたが、今年は打ち上げ場所も北の方に寄っていた。結局は例年と同じほぼ真っ正面の位置。ただ土手より下なので花火が切れないで収まるのを期待。ステージではイベントが始まっているが、今年最後の花火撮影に集中して待つ。
そして、いよいよ花火の打ち上げ開始。花火を撮り始めて3年目。今年は花火との距離や高さにも臨機応変に対処出来る自信があると思っている。しかし、日中の強風と裏腹に夜は風が殆どないようだ。煙が流れないのではという不安がよぎる。

史上最多の10000発はやや橙色のスターマインで始まった。ピント合わせに成功してオートに切り換える。距離は近いが切れは少ない。しかし、打ち上げが続く内に懸念が的中してしまった。打ち上げ場所は2ケ所だが、やはり無風で煙が流れない。

液晶画面で確認すると、前に打ち上げた花火の煙が次の花火に入っている。気象条件は自分ではどうにも出来ないので仕方ないが、今年最後の花火撮影だけに残念。5部構成なので10数分で少し間が出来るが、それでも煙が完全に晴れる事はない。

あっという間にフィナーレ。最後は圧巻の光と火の滝が夜空を黄金に染めて、歓声と拍手の嵐の中で闇に散っていった。このひと月毎週のように花火を追い掛けていたが、桜と同じように儚い幻の如く散っていった。 明日から何を撮れというのか……。
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