
あっという間に過ぎた桜の季節
間を置かずに咲いたチューリップ
昨年行けなかった安来市伯太庁舎前
そして、お馴染みのとっとり花回廊
久し振りのオフにしての2日間撮影
安来市伯太庁舎
オランダ風の大きな水車がランドマークの安来市伯太町のはくたチューリップフェア。祭りは4月第2週に行われたが、天候不順で撮影には行けずじまい。
祭りが終わった第3週、天気予報で確かめて今年初めてのオフにしての撮影旅行。昨秋、松江の撮影の途中に下車したので安来駅前のバス停などは把握している。

事前の検索ではコミュニティバスのイエローバスで伯太庁舎に停車するとの事。30分弱揺られていると左手に大きな水車が現れた。
下車した途端、目の前に濃淡のベージュ調の水車と、赤と黄色のチューリップ畑。数十メートルの畑に同じ色が真っ直ぐ伸びて、赤、黄、オレンジ等に染まっている。

快晴の予報なので、真っ青な空に映える鮮やかなチューリップと水車をイメージしていた。しかし案外に雲が多く、空の色も少しくすんでいる。
最初は失望したが、撮った画像を見直してみると柔らかい水色の空と、白い雲の取り合わせも悪くない。遠景やボカシ撮りに集中して2時間。気が付くと周りはスマホ片手の観光客でいっぱい。

チューリップの華やかさを堪能したが、田舎あるあるで次のバスまでは2時間。庁舎で小休止しながら写真編集。最後の1時間はカメラを持たずにゆっくり見て回った。

バスで安来駅に戻り、近くの店で昼食。その後、目的を決めずに安来市内を散策。公園や海、遠くに霞む大山などを撮影。8キロも歩き回って米子行きの電車に乗った。
とっとり花回廊
歩き疲れたのか、ホテルで食事を摂った後は外出する気も失せてしまった。軽く飲んで熟睡。翌朝窓から眺める空は昨日以上の青さ。ゆっくり朝食を済ませて米子駅へ向かった。
とっとり花回廊行きのシャトルバスの中では一抹の不安があった。昨年、同じ頃にチューリップの撮影で訪れているので、似たような写真に終わってしまうのでは……。

しかし、その不安は見事に裏切られた。同じような企画もあるが、伯太町の15万本を上回る18万本のチューリップウィークと銘打ち、広い園内のそこかしこがチューリップに彩られている。
いつものように、まずは撮影しないで周囲1キロの屋根付き展望回廊を一周して景色を楽しむ。青い空と白雪が残る大山。チューリップの他にも色とりどりの鮮やかな花々。

地上に降りて園内の探検。花に埋もれた自転車や小さな水車。花に彩られたハートと鐘の撮影スポット。極彩色の花々の列を通った先には胡蝶蘭の待つドーム。そして、再び外に出てメインともいえる花の丘へ。
黄色と紫などの色鮮やかなパンジーがお出迎え。そして、その先には可憐なアイスランドポピーの向こうに青い空と大山。更に、桜の広場へと移っていく。既に花は散っているが桜の絨毯が残っていた。

その突き当たりにはピンクと白の数本の桜が花を散らせている。その真下で昼食を摂って優雅なひとときを過ごさせて頂いた。再び花の丘へと戻って近くのチューリップの撮影。

近くの林の中にハンモックを発見。風に揺られながら乗っている内に15分程熟睡。その後、展望回廊の下へ移動してチューリップや花壇の花々にシャッターを切っていく。
再び桜を見付けて、まだ足を踏み入れた事のない場所へと分け入る。正に桃源郷のような世界が待っていた。著名な外国人の造園家の設計らしいが、私の探していた光景が凝縮されている。

数本の桜と池と水車。そして、その周りは色とりどりのチューリップ。場所を変えアングルを変えてシャッターを切っていく。東京ドームの11倍という広さ。まだ知らない世界を求めてまた再訪するだろう。
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